寒い季節になると
「急に腰から足にかけて痛みが出た」
「首や肩から腕がしびれるようになった」
「冷えるとビリッと電気が走るような感覚がある」
このような神経痛・神経症状を訴える方が一気に増えてきます。
実はこれらの症状、寒さが直接的な引き金になっているケースが非常に多いのです。
今回は、寒さがなぜ神経痛やしびれを引き起こすのか、そして整骨院・整体でどのように考え、対処していくのかを詳しく解説します。
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神経痛・神経症状とは?
神経痛とは、神経の通り道に沿って現れる痛みの総称です。
特徴として、
• 電気が走るような鋭い痛み
• ズーンとした重だるさ
• ピリピリ・ジンジンするしびれ
• 感覚が鈍くなる、力が入りにくい
などが挙げられます。
代表的なものには
• 坐骨神経痛
• 頚椎由来の腕のしびれ
• 肋間神経痛
• 手足の末端のしびれ
があります。
これらは「神経そのものの病気」と思われがちですが、寒さによる身体環境の変化が大きく関係していることが多いのです。
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寒さが神経痛を引き起こす3つの理由
① 血流の低下による神経への影響
寒くなると、体は体温を逃がさないように血管を収縮させます。
その結果、血流が悪くなり、
• 神経への酸素供給が低下
• 老廃物が溜まりやすくなる
神経は非常にデリケートな組織のため、血流が悪くなるだけでも過敏になり、痛みやしびれとして症状が現れます。
特に
首・肩・腰・お尻・手足の先
といった部位は冷えの影響を受けやすく、症状が出やすい傾向があります。
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② 筋肉の緊張による神経圧迫
寒さを感じると、人は無意識に
• 肩をすくめる
• 背中を丸める
• 身体を縮こませる
といった姿勢を取ります。
この状態が続くと筋肉が硬くなり、神経の通り道を圧迫してしまいます。
例えば
• お尻の筋肉が硬くなる → 坐骨神経痛
• 首・肩周りが硬くなる → 腕や手のしびれ
• 背中の筋緊張 → 肋間神経痛
といった形で、寒さがきっかけとなり神経症状が出現します。
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③ 自律神経の乱れ
寒暖差の大きい季節は、自律神経が乱れやすくなります。
自律神経は
• 血流調整
• 痛みの感じ方
• 回復力
に深く関わっています。
自律神経が乱れると、
• 痛みを必要以上に強く感じる
• 夜間痛が出やすい
• 冷えると一気に悪化する
といった症状が起こりやすくなります。
「検査では異常がないのに痛みが続く」という方は、自律神経の影響が隠れている可能性があります。
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寒さで悪化しやすい代表的な神経痛
寒い時期に特に多く見られるのが以下の症状です。
• 坐骨神経痛
• 頚椎症性神経痛
• 腰から足への放散痛
• 肋間神経痛
• 手足の冷えを伴うしびれ
共通点として
「冷えると悪化する」「朝が特につらい」
という特徴があります。
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整骨院・整体での考え方
寒さが原因の神経痛に対して、整骨院・整体では
• 神経そのものだけを見る
• 痛い場所だけを揉む
ということは行いません。
重要なのは
なぜ神経に負担がかかっているのか
という「身体全体のバランス」を見ることです。
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① 骨格の歪み調整
骨格の歪みがあると、神経の通り道が狭くなります。
寒さで筋肉が硬くなると、その影響がさらに強く出てしまいます。
骨格を整えることで、神経へのストレスを軽減します。
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② 筋肉・筋膜へのアプローチ
硬くなった筋肉や筋膜を緩め、血流を改善することで
神経が正常に働きやすい環境を作ります。
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③ 自律神経の調整
全身のバランスを整えることで、自律神経の働きを安定させ、
「冷えると悪化する身体」から「回復しやすい身体」へ導きます。
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寒さによる神経痛を放置すると?
「寒くなったら出るから仕方ない」
「暖かくなれば治るだろう」
そう思って放置してしまうと、
• 症状が毎年繰り返される
• 痛みの範囲が広がる
• 慢性化し、改善まで時間がかかる
といった状態になりやすくなります。
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まとめ|寒さをきっかけに身体を見直すタイミング
寒さが原因の神経痛・神経症状は、
身体からの「今ケアしてほしい」というサインです。
• 冷えると痛む
• しびれが続く
• 朝の動き出しがつらい
こうした症状がある方は、早めに身体全体のバランスを整えることが大切です。
寒い季節こそ、
神経が楽に働ける身体づくりを始めていきましょう。










