こんにちは。当院のブログをご覧いただきありがとうございます。
今回は、近年増加傾向にある**「テニス肘(外側上顆炎)」**について解説します。
「最近、手を使うたびに肘の外側が痛む…」
「ペットボトルのキャップを開けるのも辛い」
「整形外科で湿布をもらったけど治らない…」
そんな症状でお悩みの方、もしかするとそれはテニス肘(外側上顆炎)かもしれません。
当院では、こうしたテニス肘の症状に対して専門的な施術とアプローチを行っており、多くの方が痛みの改善を実感されています。
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そもそも「テニス肘(外側上顆炎)」とは?
テニス肘とは、医学的には「外側上顆炎(がいそくじょうかえん)」と呼ばれる疾患です。肘の外側にある骨(上腕骨外側上顆)に付着する腱や筋肉に過度な負荷がかかり、炎症や微細な損傷が起こることで痛みが発生します。
【代表的な症状】
• 肘の外側がズキズキと痛む
• 握る・持ち上げる・絞るなどの動作で痛みが出る
• ペットボトルのフタを開ける動作で激痛
• 雑巾を絞れない
• 安静時には痛まないが、動作時に激痛
これらは、**手首や指を伸ばす筋肉(伸筋群)**に負担がかかることで起こります。つまり、手首や指を多く使う人に起こりやすい疾患です。
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「テニスをしていないのに、なぜテニス肘?」
「テニス肘」と呼ばれますが、実際にはテニスをしていない人にも多く見られるのがこの疾患の特徴です。
テニス肘になりやすい人の例:
• パソコン作業やマウス操作が多い事務職の方
• 子育て中のママ(お子さんの抱っこ)
• 美容師、料理人、職人などの手を酷使する職業
• スマートフォンを長時間操作する方
• 楽器演奏者(ピアノ、ギターなど)
日常の些細な動作の繰り返しが、実は大きな負担となっていることも多いのです。
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放っておくとどうなる?
「そのうち治るだろう」「湿布を貼って安静にしていれば大丈夫」と思って、放置してしまう方が多いのですが、これは非常に危険です。
炎症が慢性化してしまうと、治るまでに数ヶ月~1年以上かかるケースも少なくありません。さらに、筋力の低下や肩・首への負担増加といった二次的な障害につながることもあります。
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テニス肘の一般的な治療法
整形外科では、以下のような治療が一般的です:
• 湿布・痛み止めの処方
• サポーターの装着
• 安静指導
• 注射(ヒアルロン酸・ステロイドなど)
• リハビリやストレッチ指導
ただし、これらの治療で一時的に症状が和らいだとしても、根本的な原因が解決されていない場合、再発する可能性が非常に高いです。
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当院ではこうして治します!
当院では、「症状の出ている肘だけを見る」のではなく、身体全体のバランスと動作の癖をチェックし、根本原因にアプローチしていきます。
【当院のテニス肘へのアプローチ】
① 徹底的なカウンセリングと検査
痛みの部位、痛みが出る動作、生活習慣、過去のケガや姿勢などを丁寧にヒアリング。
さらに、筋力や関節の可動域、神経の緊張具合などを確認します。
② 筋膜リリース・関節調整・整体施術
テニス肘の痛みの原因は、「手首の使い過ぎ」だけではなく、肩甲骨や背中、骨盤の歪みが関係しているケースも多いです。
当院では、全身のバランスを調整することで、肘にかかる負担を軽減させていきます。
③ 手首~前腕の筋肉の深部調整
原因となっている**前腕の筋肉(長橈側手根伸筋、短橈側手根伸筋など)**に対して、特殊な手技を用いてアプローチし、硬さや癒着を改善。これにより、肘への負担がぐっと軽くなります。
④ 日常生活でのセルフケア指導
回復を早め、再発を防ぐためには、患者様ご自身によるセルフケアや姿勢の見直しも重要です。
当院では、誰でも簡単にできるストレッチやアイシングの方法、サポーターの選び方などを丁寧に指導します。
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実際の改善事例
【40代女性・事務職】
デスクワーク中心で1日中マウスを操作。2ヶ月前から右肘の外側に強い痛みを感じ、整形外科で湿布と痛み止めを処方されるが改善せず。当院に来院。
→ 3回目の施術で痛みが大きく軽減し、6回目には日常生活に支障のない状態に回復。現在もメンテナンス通院中。
【30代男性・アマチュアテニス愛好者】
趣味で週に2~3回テニスをプレイ。サーブのたびに肘が痛む。フォームの崩れと前腕のオーバーユースが原因と判明。
→ 全身の調整+フォーム改善+自宅ケアの指導で、約1ヶ月後には試合復帰。
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最後に:一人で悩まず、まずはご相談を
テニス肘(外側上顆炎)は、適切な治療とケアを行えば必ず良くなる疾患です。
長引く痛みや繰り返す不調にお悩みの方、ぜひ一度当院にご相談ください。
あなたの体と真剣に向き合い、最適な治療法をご提案させていただきます。










