40代から増え始め、60代では多くの人が悩まされる膝の痛み。
その原因としてよく知られているのが「変形性膝関節症(へんけいせいひざかんせつしょう)」や「半月板損傷」です。
「ちょっと膝が痛いけど、年齢のせいかな…」
「階段の上り下りがつらいけど、我慢できるし…」
そんなふうに軽く考えて放置していると、歩行困難や手術が必要な状態にまで進行してしまう危険性もあります。
この記事では、特に注意が必要な40〜60代の方に向けて、
• 変形性膝関節症と半月板損傷の原因と症状
• 放置するとどうなるのか
• 骨格矯正による予防の可能性
• 早期対策の重要性
について、わかりやすく解説します。
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変形性膝関節症とは?
変形性膝関節症とは、膝関節の軟骨がすり減り、骨同士がぶつかることで痛みや炎症が起きる病気です。
主な原因
• 加齢による軟骨の摩耗
• 肥満(体重増加による膝への負担)
• O脚やX脚などの骨格のゆがみ
• 過去の膝のケガやスポーツ歴
よくある症状
• 朝起きたときや立ち上がり時の膝のこわばり
• 階段の上り下りでの痛み
• 長時間歩くと膝が腫れる
• 膝が「ガクッ」と外れるような感覚
早い段階では痛みが軽度なため、「そのうち治るだろう」と放置しがちですが、放置すればするほど関節の変形が進行し、治療が難しくなります。
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半月板損傷とは?
膝の中には「半月板(はんげつばん)」という、衝撃を吸収する軟骨のようなクッションがあります。
この半月板が損傷すると、膝の痛み、引っかかり感、可動域の制限が出てきます。
中高年に多い「変性断裂」
若年層ではスポーツによる外傷で半月板が損傷するケースが多いですが、40代以降では、**加齢によって自然と半月板が劣化し、断裂する「変性断裂」**が増えてきます。
半月板が損傷しても、初期には症状が軽い場合が多く、「違和感があるだけ」と見過ごされることも。しかし、放っておくと関節に負担がかかり、結果的に変形性膝関節症を引き起こすリスクも高まります。
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放置するとどうなる?進行すると手術が必要に…
初期段階では、
• 「膝がなんとなく痛い」
• 「歩くと違和感がある」
• 「少し腫れている気がする」
といった軽度の症状であるため、多くの人が放置してしまいます。
しかし、進行すると…
• 関節の変形が進み、O脚や歩行困難に
• 関節内での骨の摩擦が強くなり、激しい痛みや炎症に
• 半月板が完全に損傷し、関節がロックされるような状態に
重症化すると、人工膝関節置換術などの外科的手術が必要になることもあります。
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骨格矯正でできる予防と改善
骨格の歪みが膝トラブルを引き起こす
膝関節にかかる負担は、姿勢や骨格のゆがみに大きく影響されます。
• 骨盤のゆがみ → 重心の偏り → 膝に過剰な負担
• O脚 → 内側の半月板に集中負荷 → 損傷しやすくなる
このように、「膝だけの問題」ではなく、全身のバランスが深く関係しています。
骨格矯正で予防と改善
カイロプラクティックや整体などで行われる「骨格矯正」は、膝関節にかかる負担を根本から減らす手段として注目されています。
• 骨盤・背骨・足首などのゆがみを整える
• 筋肉のバランスを改善し、正しい歩行や姿勢を促す
• 膝関節への圧力分散が改善され、痛みの軽減・予防に効果的
骨格矯正は「治療」というよりも、「予防」や「悪化防止」の観点で非常に有効です。
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こんな方は早めのケアを!
✅ 朝起きたときに膝がこわばる
✅ 長時間歩くと膝が痛くなる
✅ 階段を避けがちになってきた
✅ O脚が進んできた気がする
✅ 膝を曲げるとポキポキ音がする
✅ 過去に膝をケガしたことがある
ひとつでも当てはまる場合は、放置せずに一度専門家に相談を!
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まとめ:40代からの膝トラブルは「早期発見・早期予防」がカギ
• 変形性膝関節症や半月板損傷は、40代から誰でも起こりうる
• 初期症状は軽いため、放置すると重症化してしまうリスクが高い
• 骨格矯正により、膝への負担を軽減し、予防や再発防止が可能
健康な足腰で長く自分らしい生活を送るためにも、膝の違和感を感じたら早めの対策を取りましょう!










